
貞光川河口近くに変電所がある。
1960年代、ここは深い淵の連続であって、例えば上流から川を下ってくると、
子供のとってここに入る勇気があるかどうか? 関所(乗り越えがたい)のようだった。
上流からくると、貞光川下流の
中学校から、自動車学校あたりは穏やかであって、葦(ヨシかアシかわからない)の
生える護岸があった。
そういえば護岸には必ずネコヤナギが見られた。
根は水の中まで伸びており、そこにイダ(ウグイ)、ヤマトバイ(カワムツ)がひそんでいた。
変電所の深い淵までは瀬であってエッシュウ(カマツカ)がいた。
そして変電所前の岩場があって深い深い淵がつながっていたのだ。
東の陸(おか)にあがると上流から、竹をかき分けて進むことになる。
竹と野バラがあって、子供はたいていここで手痛い目にあったのだった。
竹をかき分けて進むに左手に貞光川、変電所前に畑がある。
川岸には青石があり、貞光橋に至って、その下流まで子供心にも恐怖感で震え上がるほどの深みだった。
この貞光川東岸変電所前の深いことは子供にとって脅威だった。
川が濃緑色で底が見えなかった。
その名も「変電所」と言えば川の淵の名称であったのだ。
ちょっと上流の竹やぶをかき分けてみた川のやや浅い淵。
水底に巨大な(大きな)イダが悠然と泳いでいた。
1960年代、ここで泳げて、青石の上から淵に飛び込めるというのは、子供にとってあこがれだった。
そういえば、
小学生の頃、この変電所の川で心臓マヒでお亡くなりになった青年(もしくは子供)がいたという。
たしか朝礼(
小学校の朝の会で外で行われた)で言われた気がする。
さて、現在の変電所には淵という深みがない。
ここで国土交通省に文句を言うつもりはないが、君たち(国土交通省の役人)、一人一人は優れたいい人かも知れぬ。
でもこのみすぼらしさを見よ、と言いたいね。
posted by ぼうずコンニャク at 23:24|
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貞光川/小川
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